浜風:南下

2012年10月21日

南下

富山湾の秋アオリは、南の海域で産卵（富山湾に入る個体は京都府沿岸で産卵された個体とされているが、更に南からの個体かも？）され、ふ化した仔稚が水温の上昇期に対馬暖流により流され、富山湾以北に分布を広げる。

この個体群が、暖流の流れにより湾内に入り込む、又は水温の低下にともない富山湾に南下してきた群れだと思われ、湾内でさらに成長し我々アングラーを楽しませてくれる。

これからの時期、更に水温が低下し、適水温を求めて北からの南下が加速する。

エギング終盤になると小さいサイズのアオリイカが混じりだすが、それは遅生まれ個体が暖流に乗って富山湾内に入ってきた、もしくは遅生まれの個体が北からの南下してくる為だと考えられる。

ついでに富山湾内におけるアオリイカの回遊だが、調査によると印を付けて四方や氷見で放流したものは、七尾や能登町で、能登町で放流したものは、魚津や岩瀬で捕まった。
この事から、富山湾の中を南北にぐるぐる回っているのではないかと推測される。

富山湾の独特な地形のなせるわざかもね？

で、そんなアオリイカを狙いに出掛けてみた

風が鬱陶しいが1投目からキューンと引っ張られる！

餌木猿3号　ｃｏｌｏｒ：ピンク赤テープ

大きな個体はいないが、群れて居る様子で、好調に釣れて12杯ＧＥＴ！

サイズアップを狙って移動

またまた入って1投目でグーッとロッドに重みが乗りドン！

餌木猿3.5号　月影赤テープ

一緒に入った佐々木氏も続いてロッドを曲げている。

良いサイズ！20アップだ

餌木を見ると、申し合わせてもないのに、同じ月影で釣ってるし（爆）

ブラジルっぽいカラーがカッコイイねぇ〜

この後は続かず、しばらくアタリが無い

餌木を変えたり、キャストする方向を変えたりしながら何とか2杯目

こいつも20ｃｍ

エメラルダス　ラトル3.5号　ｃｏｌｏｒ：モスレッド

次もコン！と来た後にグーッと重みが乗りドン！　ドラグが滑る

これも21cmと良型！　　　　餌木は墨族3号　究極特注カラー

この後ぱったりアタリが止まり、全く釣れなくなってしまった…

休憩の為、一旦上がろうかと二人ではなしてたんだけど、泣きの1投して良い？って聞いたら、1投とは言わず、10投してください！見てますからと、佐々木氏に言われたので、お言葉に甘えて泣きの10投！

その2投目、ゴリゴリって違和感の後、ロッドに重みが乗り、ドン！！

ロッドが弧を描き、ドラグが滑る

ジェット噴射を楽しみながら引き寄せた所で、佐々木氏が1発でギャフ入れを決めてくれた。

幅広の24cmＧＥＴ！

餌木猿　月影3.5号　ｃｏｌｏｒ：ホロテープ　　　　3.5号の餌木と比較しても解かる太いゲソ　

更に20チョイ切れの奴を1杯追加し、計5杯で移動

佐々木氏と別れて、チョット車で仮眠

その前に車の近くでチョット餌木を入れてみたら釣れた

エメラルダス　ラトル3.5号　ｃｏｌｏｒ：マーブルフレア

ここは、この1杯のみ…

寝て起きたら風が嫌な方向から吹いていたので、更に移動

風を背中から受けるポジションを取り、最後ポイントの釣りスタート！

その1投目、シャクったら乗ってた（汗）

餌木猿3号　ｃｏｌｏｒ：ピンク赤テープ

その後もポツポツ

このポイントで6杯ＧＥＴ！

現在、富山湾のエギングは、日、場所によるムラが激しくなっている。

昨日は連発したのに、今日は触りもしない…

そんな感じだ。

水温に敏感に反応するアオリイカ、ポイントの選択も楽しみの一つと割り切って釣行すれば現時点の海水温をみるとまだまだ楽しめそうだ♪

日中エギングにも出掛けてみたけど、風が強くて断念

相方のバッグを物色して出てきたキス仕掛けに、アオイソメを付けてポイ！

ブルブルっと小気味よいアタリとエギングロッドを絞り込む引きで